5月12日に、今年初めての大会に参加するために(「令和」に変わって最初の大会でもあります)、西尾市に行ってきました。
大会開始前に西尾支部長大阪徹二棋道指導員に挨拶し、子供大会の拡散ご協力ならびにお互いの近況等、有意義な情報交換をさせていただきました。
当日は県内各所で大会が行われた事もあってか、小生も含めた参加者は25名と普段よりも少なかったですが、4クラスで熱戦が繰り
広げられました。
小生がエントリーしたA級は、4名のみと寂しかったものの総当たり戦で行われ、対戦相手の頑張りに苦戦する場面もありましたが、3戦全勝で優勝をする事が出来ました\(^o^)/
その中から、優勝を決めたI氏との対局を紹介したいと思います。後手I氏の四間飛車に、先手の小生が右四間飛車が対抗する将棋となりました。
実戦は後手が馬を作った上に香得を果たしていますが、飛車先を手順に伸ばして角を打ち込んでおり先手が指せる局面ですが、図から△33桂と跳ねてきた局面です。この手は、次に△45香と飛車取りに打つ手を狙っています。
この局面で、先手はどう指したでしょうか?
ここで、先手の小生はノータイムで▲65桂と跳ねて攻め駒を増やしました。
▲32角成△同銀▲43金と攻める手を読まれた方が多かったのではないかと思います。これでも悪くはありませんが、後手に粘られる展開が嫌でこの手順は指す気になりませんでした。
本譜の▲65桂は、次に▲53桂成からの攻めを狙っています。それを受けて△52金と上がれば、▲同角成△同玉(△同飛なら▲43歩成)▲43金△同金▲同歩成△同飛▲同飛成△同玉▲41飛で先手勝勢となります。
そこで後手は△45香と飛車取りに打ちましたが、強く▲同飛と取り△同桂に▲53桂成△同玉▲61角成で金を取り返しながら銀取りの上に後手玉が露出しており先手が優勢になりました。
以下、△41飛打▲34馬△44飛▲同馬△同玉▲46歩と進み、駒損を回復しながら攻めが続く上に玉が堅いので先手勝勢と言えるでしょう。
以下、危なげなく押し切り勝ちとなりました。
近年、指導将棋以外は実戦をほとんど指してなかったですが、詰将棋を解いているお陰で優勝する事が出来たので、皆さんも毎日欠かさずに詰将棋を解いていただきたいと思います。
続きを読む以降に本対局の棋譜を掲載しましたのでそちらもぜひご確認ください。